2020/03/20
コンクリートは、金属や木材、プラスチックなどの構造材料に比べて、
化学的に極めて安定した材料とされています。
特に、長期間使用される構造物などに多く用いられています。
コンクリートの寿命についての意見というのは
じつはあまりまとまりがなく、バラバラなときもあるのが本当です。
一般的には、次のような意見があります。。
「特に高い耐久性を要する土木・建築構造物で100年」
「一般の土木、建築構造物で50年」
「耐用年数が短くてもよい建築構造物で30年」
また、
「住宅・学校で60年」
「事務所で65年」
「工場・倉庫で23年~45年」
100年はもつといわれたり、
用途によって耐用年数は数十年というケースもあったりしています。
国が試算として定めているコンクリートの耐用年数を参考に見てみると
「鉄筋コンクリート住宅で47年」とあります。
また、建築工学上では、コンクリートの浸食作用で
内部に埋められた鉄筋の位置にまで達するには、約60年と考えられています。
さらに「法定耐用年数」という目安もあります。
「法定耐用年数」というのは、固定資産税の計算のために
設備投資の費用を何年かに分けて計上するための年数なのですが、
それによると
「コンクリートの建築は50年」とされています。
ちなみに木造住宅は22年です。
20世紀はコンクコンクリートの世紀といわれるほど、
コンクリートの普及にめざましいものがありましたが、
今あるコンクリートの構造物が実用化されてから
まだ100年程度しか経過していないために、
実際にどれくらいの耐用年数があるのかは、
実証されていないのが現状でもあります。
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